産業資材

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 産業資材事業部では、直接印刷をすることが難しい成型品に対して、さまざまな加飾工法に対応したグラビア多色印刷による美しい表現を提案しています。日常生活で目にする日用雑貨、家電、化粧品などの表面に彩りを添えることで、商品そのものの価値が高まります。「高機能フィルム」「異種接合」といった領域では、日本企業が高い競争力を有していますが、そのなかで当社も積極的な技術開発と製品化に取り組んでいます。

 例えば、現在種々の「お掃除ロボット」が家電量販店の売り場に溢れていますが、多くの製品の表面加飾には、当社が製造しているインモールド転写箔が採用されています。当社が長年にわたるグラビア印刷で培ってきた転写箔の製造ノウハウと成型メーカーの加工技術を合わせることで、製品メーカーからのさまざまな要求品質を満たす製品作りに対応していくのです。
 具体的には、製品の企画段階からメイン・サプライヤーとして参画し、デザイナーやプロダクトマネージャーとの協議を重ねながら、製品コンセプトを実現するための試作・開発を繰り返します。家電業界では、個々の製品そのものが持つ機能性と同時に、いかに美しいフォルムを表現できるかが、ユーザーの購買意欲や製品選択に大きな影響を及ぼします。その意味で、表面加飾を担う当社の役割は重要であり、日々の技術開発の成果を世間にアピールでき、大切なビジネスチャンスに繋げることができます。

 環境対応がますます重要になるなかで、産業廃棄物を抑制したり軽量化を実現したりするための手法としても、当社が手がける転写箔ビジネスには大きな発展性があります。世界中のさまざまな製品作りの重要な一翼を担う企業として、加飾技術を活かしたものづくりに挑戦し続けています。

建材

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 建材事業部では、建物の内装・外装に用いられるさまざまな種類の化粧シートのデザイン、企画、製造を行っています。自然な美しさや質感の再現、安全性や耐久性の実現など、付加価値の高い製品作りとその土台となる技術開発をもとに、最近では家電製品、自動車内装、食品容器等建材以外の分野への部材提供も拡大しています。また、欧州子会社との連携により世界的なデザイントレンドを捉えた商品提案にも注力しており、実際に当社の製品は世界各国に展開しています。

 アメリカでは、SUVやキャンピングカーなど大型車両の内装に、当社の製品が用いられています。自動車メーカーに提供する部材には非常に高い水準の品質が求められます。単なる色・柄・デザインの美しさだけではく、欠点発生を極小化した生産ノウハウをもっていることが、成功の鍵になります。
 ヨーロッパでは、世界最高レベルの環境対応が求められます。当社は欧州子会社での現地建材メーカーとの協業により、耐久性に優れた新素材を適用した建装材の開発に取り組んでいます。最も厳しい市場で技術力を磨き続けることで、世界中に通用する製品の開発・提供につなげています。
 アジア各国では、経済発展や都市化の進展にともない建材需要が旺盛です。建材は各国の生活文化に根付いた製品であるため、単に画一的な低価格製品の供給では通用せず、市場ごとの多様な要求に応えながらも、効率的な製造ノウハウを追求していかなければなりません。

 このように日本のみならず世界各国に通用するさまざまなタイプの製品のデザイン・製造にダイナミックに取り組むことが、建材事業部の仕事の醍醐味です。

パッケージ

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 パッケージ事業部では、主に飲料・食品向けの軟包装製品の企画・製造を手掛けています。具体的には、ペットボトルのラベル、チャック付きのスタンドパウチ、お茶(茶葉・粉末・ティーバック)用包装材、生鮮食品パッケージなど、日常生活に欠かせない包装製品作りに、長年にわたる主要な製品メーカーとの関係を活かして取り組んでいます。一つひとつの製品に着実に対応していくことで、信頼関係を維持していくことが、生活に欠かせない製品作りに携わる上で重要になります。

 最近は環境対応が業界横断的な重要テーマになっていますが、植物由来原材料の適用や製造過程での廃棄物の極小化など、印刷会社・コンバーターとしての立ち位置を活かして原材料メーカーや機械メーカーとも連携しながら、新しい材料設計や製造手法の開発に向けた取り組みに注力しています。
 またデジタル化の進展に伴う新しい商材・商流作りにも取り組んでいます。消費者がさまざまな情報を入手・分析できるようになるにつれて、製品に対する期待や要求は多様化していきます。印刷ビジネスは大量に同じものを均一に作ることを基本としていましたが、多品種小ロット生産に対応していくことが、これからの軟包装ビジネスには不可欠です。当社は一早くデジタル印刷機による軟包装製品の開発に取り組んでおり、製品開発のためのITインフラも拡張しています。実際、製品メーカーによる消費者向けキャンペーン企画に連動した個別パッケージ印刷の業務フローを開発し、新たな付加価値創出を実現しています。

 日常生活に身近な製品を対象にしていることから、担当者個人の想像力や感性を活かした実務にチャレンジできる特徴があります。また環境対応やデジタル化など先端的な技術開発をものづくりにダイレクトに活かせるという魅力も溢れています。

千代田プリントメディア

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 千代田グラビヤで商業印刷ビジネスを担う千代田プリントメディアでは、長年にわたり日本の代表的な出版社各社様の数多くの雑誌・書籍・出版物の企画・印刷・発行に携わっています。世の中全体でデジタル化の進展が著しく、出版業界のビジネスは大きく変化しており、そのなかで印刷会社が果たすべき役割は多様化しています。当社においては、単なる印刷案件の受注に留まらず、新しい付加価値を生み出す取り組みにチャレンジしています。

 分かりやすい例として、雑誌の売上拡大に向けた企画・提案があります。最近では、当社が創刊時から印刷を担ってきた有名雑誌の記念号企画として付録の提案を行い、製造から納品までを手掛けました。
 当社は印刷会社という立ち位置で、日頃から当該雑誌の編集部と密接にかかわっている経験をもとに、記念号の編集意図に沿った付録として相応しいものはなにかを検討します。具体的には、雑誌の読者層や発売時期を考慮しながら、近年の業界トレンドを分析、その上でどのような提案であればクライアント及びその先の読者の皆様に喜んでもらえるかを熟考しながら、企画コンセプトと具体的な商品をこちらから積極的に提案するのです。
 採用後は、付録として提供される商品が形になるまで、色校正や試作を繰り返します。意図した通りの色が現物で再現できるか、国内外の生産事業者から予定通りに納品されるためのスケジュール管理など、仕事の幅は多岐にわたります。

 この他には雑誌の編集実務に役立つITプラットフォームを提供するなど、雑誌ビジネスにまつわる実績・経験をもとに、出版社各社や関連企業と協業しながら、伝統的な印刷会社の枠を超えたビジネスの創出に積極的に取り組んでいます。