File No.03

建材事業部

技術開発

自分の仕事が製品に直結する 緊張感と高揚感

2010年入社
総合理工学研究科修了

Y. A.さん

担当している仕事

お客様のご要望を受けて始まる受託型の案件のほか、 潜在的なニーズに応える製品を提案

フローリング材の印刷物の設計・開発を担当しています。合板やMDFと呼ばれる木繊維を集成した台板の上に、木目を印刷した化粧紙を貼り付けて製造します。化粧紙には変色しにくい、摩擦に強い、台板との接着性が良いといった性質が求められます。もちろん高い意匠性も重要です。

目的とする発色、デザイン、機能を実現するために、原料の選定、調達や溶剤の配合、納品先の工場での加工のしやすさなどを考慮し、過去の実績やカタログ値を参考にラボで試作試験を行いながら製品仕様を決めます。このとき学生時代に学んだ化学物質に対する基礎知識が役立ちます。当社はラボが工場の一角にあるので、自分の設計がすぐに製品に反映されるのを見ることができます。

会社の魅力とやりがい

社内外から頼られる 「プロフェッショナル」を目指して!

ただ目指す物性を追求していた大学時代とは違い、ビジネスではコストの視点が欠かせません。どんなに良いものでも製造原価が販売価格より高くなっては製品化できません。国内・海外から材料を選定し、品質とコストの両面から検討を重ねて新製品を完成させたときは、格別な充実感があります。街中のマンションやオフィス、店舗で当社の床材や壁材を見かけると、開発当時の苦労を思い出します。

お客さまの工場に出向いて技術サポートを行うこともあります。お客様の技術メンバーとの協働でアイデアを製品にしていく仕事は、大学時代の研究活動とは一味も二味も違う高揚感があります。

1日のスケジュール

  1. 8:00

    出社

  2. 8:30

    朝礼

  3. 9:00

    5S活動

  4. 10:00

    開発テスト条件出し

  5. 12:00

    昼休み

  6. 13:00

    課内会議

  7. 15:00

    開発テスト

  8. 17:30

    まとめ、帰宅

入社の理由

学生時代からの興味関心や研究を、 そのまま仕事に活かして伸ばす

色を扱う仕事で研究開発ができる仕事に就きたいと考えていたときに出会ったのが当社でした。色に興味を持ったのは、高校の化学実験で無水硫酸銅を水和するときれいな青色の水溶液になることを知ってからです。白から青に化ける化学に興味をもち、大学では有機化学の研究室に所属して化学物質の色の変化が起こる要因やメカニズムを研究していました。

千代田グラビヤは食品包装材や筆記具、家電それに建装材と幅広く手掛けており、いろいろな印刷物の発色や物性のメカニズムを解き明かしながら仕事ができるということで入社を決めました。入社後は早くから専任のテーマが与えられ、自分の仕事が製品に直結するという緊張感を感じています。

就活中の学生へひとこと

就活は自分と向き合うチャンスです。

色々な会社を見て、自分とマッチした会社を探してみてください。精神的にも肉体的にも大変だと思いますが、息抜きもして頑張ってください。

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